事例で学ぶ借地権(ケーススタディその3)
「借地権相続」のこと、もっと早くに相談しておけばよかった。
- ○相談者
- 60 代の女性(次女、夫のみでご子息なし)
- ○相続人
- ご本人、長女(夫のみでご子息なし)、長男(奥様とご子息2 人)
ご相談内容
- ・急逝した実母が住んでいた築古のご実家と借地権を相続。
- ・ご家族の間で意見が合わず、どう資産配分すべきか揉めてしまっている、ということで当社に来社。

ご相談経過と当社の動き
- ・当社にご来社いただいた上で、『借地権健康診断書』を作成いただき、じっくりとご相談内容を精査しました。
- ・その結果、長女と次女(相談者ご本人)はご子息がいないため、借地権を金銭にて分配することをご所望され、長男は借地権を資産としてご子息に残したいお考えであることが分かりました。
結果
- ・借地権のうち半分を当社が買取り、売却した現金を長女と次女で分配し、残った半分の土地で長男がアパート建築を行う計画をご提案。
- ・また、長女と次女の不足する相続分については、融資を利用いただき、長男から代償金というカタチで資産配分を行いました。
- ・ご兄弟それぞれのご希望が叶い、長女・次女は売却資金を老後のゆとり資金に。長男は、借地権をご子息に継承するプランが実現できました。

◎借地権の有効活用を考えるヒント
「借地権相続」のトラブルを未然に防ぐには、できるだけ早い時期に、 当社の「借地権健康診断」を受診いただくことをおすすめします。
「借地権」は、使ってこその“いい資産”であって、使わなければ“負の資産”です。
とりわけ相続の問題が絡むと、ご家族それぞれのご意向やお立場に差異があるため、ともすると大きなトラブルになりかねません。
当社では、そうしたトラブルを未然に防ぐ最良のツールとして、借地権の専門家スタッフのノウハウを凝縮した『借地権健康診断書』をご用意しております。
この診断書は、借地人の皆さまにとってのカルテであり、百人百様の借地人さんのニーズに対し、借地権相続準備の処方箋となる最良のプランをご提示するのに必ずお 役に立てるものであると自負しております。